暗号資産(仮想通貨)のビットコインが今年に入ってから高騰しており、再び注目されています。
ビットコインをはじめとする暗号資産が高騰していた数年前から、暗号資産を”ダシ”に使った詐欺まがいの事件の相談を多く受けるようになり、最近も増えてきているように思います。
事件のやり口は、
・ビットコインの購入を代理で行う。
・そのためにいくらか預ける。
・いつでも払い戻しできるが、その際に手数料が発生する。
このような条件で多額の金銭を預託させられたが、結局、払い戻しをしようとすると、預託先の連絡がつかなくなったり、払い戻しを受けるには条件があるなどで結果的に払い戻しがされないなどで、投資した資金が返還されないという状態に陥ることがあります。
「騙された!」ということで、預託先や紹介者などを詐欺で訴えたいとご相談に来られる方がおられますが、結局、紹介者自身も騙されていたり、預託先が海外にあるなど実体がつかめなかったりなどで、実効的な手段がなく、投資した金銭を回収することができず、泣き寝入りとなってしまうことが多いです。
暗号資産自体を否定するものではありませんが、暗号資産への投資をする際には、その投資方法をしっかりと調査し、いくら信用に足りる人物からの紹介であっても安易に手を出すことなく、場合によっては専門家に事前に相談することが肝要かと思われます。
もちろん、当事務所においても、暗号資産をはじめ様々な投資商材についての契約書や契約条件の確認も行っておりますので、ご不安に思われている方は、是非ご相談ください。
AYU総合法律事務所
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